歴史を知る

那古寺
第一番 那古寺
真言宗智山派
本尊・千手観世音
住所・千葉県館山市那古1125
電話・0470-27-2444
ふだらくは よそにはあらじ 那古の寺 岸うつ波を 見るにつけても

安房国札三十四霊場の打ち始め・第一番札所の古刹

穏やかな館山湾を臨む那古山に位置し、春には参道に桜が咲き誇り、桜名所としても名高い那古寺。安房国札三十四霊場の打ち始めの第一番札所であると同時に、坂東三十三霊場・第三十三札所の結願寺としても知られています。坂東三十三霊場は観音信仰者であった源頼朝が鎌倉幕府を開く前に各地の豪族に有力な寺を列挙させ、源実朝の時代に成立。鎌倉の杉本寺から始まり那古寺で結願する、約1360キロに及ぶ道程の終点となる寺なのです。

那古寺

開山は養老元年(717)。元正天皇が病に伏した折り、行基菩薩が海から得た香木で千手観音菩薩を彫り、平癒を祈願したところ、たちどころに快復。その報謝として建てられたといいます。
その後、石橋山の合戦に敗れ当地に逃れた源頼朝が、再興を祈願し七堂伽藍を建立。足利尊氏や里見義実も相次いで信仰を捧げたとのこと。現存の観音堂は江戸時代中期の建築。平成20年に大改修が完了し、盛大に落慶が祝われました。

堂内

極楽の境地「補陀洛」の絶景を楽しむ

ご詠歌にも詠まれる那古寺の山号・補陀洛(ふだらく)とは、梵語のポータラカに由来します。ポータラカはポタラともいわれ、観音菩薩の住むインド南端の岬を俯瞰する山のこと。これが日本に入って補陀洛と呼ばれるように。つまり補陀洛とは観音信仰の中心地であり、眺望絶景な、花咲き鳥がさえずる極楽の境地なのです。

スタジイ、ヤブニッケイ、ヤブツバキ、ヒメユズリなど独特の自然林を形成している那古山。観音堂前からは館山湾の海、そしてそれを囲む大房、岬が臨め、補陀洛の山号どおりの絶景が楽しめます。安房国札三十四霊場の打ち始め、そして坂東三十三霊場の結願寺たるにふさわしい名刹といえるでしょう。

那古寺

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