歴史を知る

福満寺
第十二番 福満寺
真言宗智山派
本尊・十一面観世音
住所・千葉県南房総市合戸569
電話・0470-57-2846
おもくとも かるくのぼれや 富山へ 四方じょうどを 見るもごくらく

二つの峰の頂上に存在するお堂

富山は南と北に二つの峰を持つ、美しい双耳峰。南の観音峰と北の金比羅峰の頂上には、それぞれお堂があります。
南峰頂上にある観音堂は、聖武天皇の勅願により行基菩薩が天平3年(731)の正月に作事を始め、6月に工事を終えたとされています。自然環境の厳しい山頂は風雨や雷が激しく、焼失や倒壊、再建を繰り返してきた歴史が。現存の観音堂は昭和30年に失火で全焼後、再建したもの。現在は往時の石像物が夢の跡のように点在しています。

子安堂

麓には福満寺の本堂があります。当初は、現在の本堂から登る表参道の一合目と二合目の間の諏訪の台、地籍でいう大房というところにありました。その後焼失し、元治元年(1864)に現在地に本堂を再建。山門の仁王像はかつて山頂にあったもので、平成10年に移されました。
いまではほとんどの巡礼者が麓の本堂で納経を済ませ、次の札所に向かうとのことです。

山門の仁王像

「四方浄土の眺め」を山頂より堪能

富山は標高349.5メートル。「南総里見八犬伝」と舞台として有名な山でもあります。参道入口には大正元年の登山道標があって、「ふもとに伏姫籠穴あり」と八犬伝の案内があります。

近年皇太子ご夫妻の登頂でも知られ、登山客に人気のある富山。福満寺の仁王門から一時間ほど、山頂まで足を延ばしてみるのもよいでしょう。ルートはわかりやすく、山道もよく整備されています。
「仁王門」の名札を過ぎて登りつめると、そこには山の頂とは思えない広場があり、観音堂が。南峰から15分ほど尾根道を歩くと、北峰の頂上に。展望台もあり、視界が大きく開けます。
ご詠歌の「四方浄土を見るも極楽」通り、眺望を楽しめるでしょう。

福満寺

  • はじめに
  • 那古寺
  • 新御堂
  • 崖観音
  • 真勝寺
  • 興禅寺
  • 長谷寺
  • 天寧寺
  • 日本寺
  • 信福寺
  • 往生寺
  • 金銅寺
  • 福満寺
  • 長谷寺
  • 神照寺
  • 高照寺
  • 石間寺
  • 清澄寺
  • 石見堂
  • 普門寺
  • 石堂寺
  • 智光寺
  • 勧修院
  • 宝珠院
  • 延命寺
  • 真野寺
  • 小松寺
  • 住吉寺
  • 松野尾寺
  • 金蓮院
  • 養老寺
  • 長福寺
  • 小網寺
  • 観音院
  • 滝本堂
  • 震災観音堂
  • 観音寺
  • 水月堂